冬が近づくと、いろいろな飲食店で見かけるようになる牡蠣フライ。なぜ牡蠣フライが冬限定なのか知っていますか?
みんなが牡蠣フライで食べている牡蠣の品種の多くは、真牡蠣(マガキ)という牡蠣なんです。真牡蠣は夏場に産卵期を迎え、産卵後は体内の栄養素が落ちてしまうので美味しくなく、ほとんど食べられていません。そのため、真牡蠣の旬は産卵前の冬になるので、冬になると美味しい牡蠣フライを食べられるということなんです。
ちなみに牡蠣は、古くは縄文時代から食べられていたそうで、室町時代には既に養殖されていたそうです。牡蠣は、一回岩に張り付くと、一生そこから動きません。(「カキ」という名前も、海の岩から「かきおとす」ことからつけられたと言われているくらいです。)なので、筋肉が無く、ほとんどが内臓なんです。だからあのプルンとした食感を味わえるんです。