世の中にはいろんな「三大○○」があります。
世界三大珍味、日本三大やきとりetc。
そんななか、B級グルメの代表格・焼きそばについても「三大焼きそば」があるのをご存知でしょうか?
焼きそばで街おこしをしている静岡県富士宮市・秋田県横手市・群馬県太田市の3市が、協力してPRしていることから、この3市の焼きそばが「日本三大焼きそば」と呼ばれるようになりました。
それぞれの焼きそばの特徴は、
富士宮やきそば・・・通常の焼きそばとは製法や調理法、使う食品が異なります。富士宮やきそば専用の麺で、油かす(富士宮では「肉かす」と呼ぶそうです)を使用し、仕上げに削り粉をふりかけます。
横手焼きそば・・・味は比較的甘口で、各店独自の出汁入りのウスターソースで味付けをします。若干水分が多めで、キャベツや豚のひき肉などが具として入り、店によってはホルモンが入ります。麺は縮れた蒸し麺ではなく茹でたストレートの角麺を使います。トッピングとして、目玉焼きと、福神漬けが付いてきます。
太田焼きそば・・・太めの麺を使用し、具はほとんどキャベツのみ、その上から黒く濃いソースをかけます。しかし、統一された特徴や定義はなく、太田焼きそばを名乗る店の中でも、麺が細くソースも薄い店があったり、具材として豚肉やこんにゃく、茹でたジャガイモなどを入れることもあります。
これら3市は2000年に「三国同麺」という協定を結び、焼きそばの魅力を伝えています。