居酒屋などお酒が置いてあるお店でよく見かける言葉「ソフトドリンク」。
アルコールの入っていないジュースなどのことを指している場合がほとんどですが、このソフトドリンクとは一体何を指しているのでしょうか?
結論から言うと「ソフトドリンク」という言葉に明確な定義はないようです。
「ソフトドリンク」とは別にジュース飲料を表す言葉として「清涼飲料水」という言葉がありますが、こちらはしっかりと食品衛生法で定義されていて「乳酸菌飲料、乳及び乳製品を除く酒精分1容量パーセント未満を含有する飲料」をいいます。炭酸飲料、果汁飲料、コーヒー飲料、茶系飲料、ミネラルウォーター等の総称で、トマトジュースや豆乳なども「清涼飲料水」に含まれていますが、牛乳やヨーグルト飲料などは含まれていません。これを受けて、ソフトドリンクとは一般的には、清涼飲料水と同義語もしくは、乳酸菌飲料や乳製品を含んだアルコール分1%未満の飲料のことを指していることが多いようです。
また、国によってソフトドリンクの意味合いは異なるようです。
アメリカでは一般的にソフトドリンク=炭酸飲料とされています(ジュースやミネラルウォーター等は「フードドリンク」に分類されています)。イギリスではアメリカ同様、茶飲料・コーヒー飲料・野菜ジュースはソフトドリンクからは除外されています。
ちなみにソフトドリンクの対義語として「ハードドリンク」という言葉もちゃんとあり、アルコールを含んだお酒のことをいいます。