心の診療所 マルシェグループ

スタッフブログ

かき氷と清少納言

おいしそうなかき氷

まだまだ暑い日が続いていますね。体調を崩されてはいないでしょうか?暑い日には冷たい物、特にかき氷とか食べたいですよね。
そんなかき氷ですが、遙か昔、平安時代の清少納言もかき氷を愛していた事をご存知でしょうか?

清少納言といえば、「春はあけぼの…」で始まる随筆『枕草子』。
その『枕草子』には、次のように記されています。
「あてなるもの。…削り氷にあまずら入れて、あたらしきかなまりに入れたる。」
平安時代にも「削り氷(けずりひ)」と呼ばれるかき氷がありました。そして、「あまずら(甘葛)」はツタの樹液を煮詰めて作る、蜂蜜に似た平安時代の甘味料、「かなまり」は金属製のお椀とのことです。傷一つ無い金属の小椀に盛り付け、黄金色のあまずらをかけた平安時代のかき氷は、まさに「あてなるもの」、つまり雅やかで上品、と表現されるにふさわしいものだったのでしょう。

清少納言もかき氷を愛したことを思いながら食べるかき氷、それもまた趣がありますよね!

スマホサイトを表示