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焼きそばブーム

専門店や居酒屋などで、お店独自の美味しい焼きそばを食べることがブームになっています。

ソースの香りが食欲をそそる、焼きそば。
今や国民食となっている焼きそばですが、今まで4回のブームがあったことをご存知ですか?今現在起きている第4次焼きそばブームと併せて、焼きそばブームの歴史をご紹介します。

そもそも、ソース焼きそばの発祥はいつ頃・どこでなのかというと、定かではありませんが、大正時代の東京・浅草にはその存在があったようです。
昭和10年代には、ソース焼きそばが浅草の名物となり「ソース焼きそばを浅草焼きそばと呼ぶ人もいる」(にっぽん洋食物語大全、小菅桂子著)と記されるほどだったようです。

都市部でしか食べられていなかった焼きそばに、第二次世界大戦後、第1次焼きそばブームがやってきます。
きっかけは、焼きそばにとって必要不可欠だった小麦粉が、戦後の闇市を通して、全国に普及したことでした。闇市で手に入れた小麦粉と、入手のしやすかったソースを用いたソース焼きそばは原価が安く、水をあまり使わずにすむこともあり、露店で重宝されたようです。

1970年代には、焼きそばが一般家庭に普及する第2次焼きそばブームが起こります。
「袋麺」や「カップ焼きそば」の登場です。40年以上経った今でもスーパーやコンビニで目にする有名焼きそばがこの頃に相次いで発売され、家庭へ普及していきました。誰が作っても美味しいことから「焼きそばは美味しい」ということが、日本中に広まっていったんです。

「誰が作っても美味しい」の次は、「ご当地」の焼きそばが人気となる第3次焼きそばブームが到来します。
2006年開催の第1回B-1グランプリで「富士宮やきそば」が優勝し、その後も2009年に「横手やきそば」、2013年に「なみえ焼そば」が栄冠に輝き、日本各地で味の違う焼きそばを楽しむことが流行となりました。

そして、ここ数年、第4次焼きそばブームが起きているようです。
ご当地焼きそばの流行を受けて、外食としての焼きそばを楽しむ人が増え、各地で「お店独自の味」を持つ焼きそば専門店が増えているからです。モチモチ食感の美味しい焼きそばを提供するお店や、こだわりソースを数種類置いて味の違いを楽しませるお店など、焼きそばへの熱い情熱を持ったお店がしのぎを削っています。

家庭では真似できない味を提供するお店もたくさんありますので、ぜひ焼きそば専門店に足を運んでみてくださいね!

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